(本作品は、「人工美女の館」(byひとみ絵里さん)のファンフィクションです)


(23)
「ひとみ、ひとみ...あぁん!」為す術もなく隆造に秘所を責め立てられつつも、俊恵は妹を思いやっていた。
「お兄ちゃん...あぁん!」それは瞳も同じであった。

しかし、 自分が絶頂を迎えると最愛の妹がレイプされ孕まされてしまう残虐な責めは確実に結末へと進んでいた。
「あ、あ、あぁん、いくぅ」もはや夢心地となり状況がわからない俊恵。
「あぁ~っ!いやっ!」 一方の当事者、瞳にバイブが挿入されて行く。
男を知らない少女の処女喪失の相手が精子入りのバイブとはあまりに不憫である。その上勝手に妊娠させられるのだ。ぶーん、ぶーん、バイブがうなりを上げる。

「あっ、あっ、あーっ!」処女とは言えオンナ、快感のツボを刺激された瞳がよがり声を上げる。一方では俊恵の絶頂が秒読みである。
「よおし仕上げだ、乳首も適度な痛みは快感になるのさ、それ!」
乳首を絶妙の力加減で責める隆造。実は俊恵の乳首改造の真の目的はここにあった。行為中の乳首責めは、俊恵の肉体にマゾヒスティックな快感を植え付ける最高の技なのだ。このプレイを繰り返せば、俊恵は精神が逆らっても肉体が無意識に反応してしまうよう調教されてしまう。鬼畜隆造の練りに練った「仕込み」である。

「あぁん!あぁん!」乳首を責められる痛みと秘所を責められる快感がないまぜになり、我を忘れてよがる俊恵。
「よし、ここで一気に行くぞ!」
「ああぁぁぁぁぁー!」
俊恵が大きな悲鳴を上げたその瞬間、バイブの精液発射ボタンが押された。





隆造の精液が、俊恵と瞳の奥深くに同時に注ぎ込まれた。

「あぁぁぁぁー!」
瞳も大きな悲鳴を上げ、姉妹への極悪非道の責めが終わりを告げ、同時に披露宴もお開きとなった。

凄惨な見せ物に慣れているはずの会場の参加者だが、この姉妹責めの凄さは格別だったようで、みな拍手も何も忘れてぼう然とし、やがておずおずと会場を去って行った。

「姉妹」は、控室に連れていかれた。
「さて、少しの間再会をさせてあげよう。兄妹から姉妹になってしまったがな、ふふ」と隆造。

「瞳、ごめんなさい、わたしのためにこんな酷い目に...でも諦めないで生き延びて」
泣きじゃくっていた瞳であったが、ようやく口を開いた。
「お、お兄ちゃん、なんで女言葉を裏声でしゃべるの?変な洗脳でもされたの?」
「瞳を殺すと脅されたので、従うしかなかったの。染みついてしまってもう抜けないのよ...うぅ」
「な、何てこと...あいつらは本当に悪魔だわ」
「瞳...辛いけど生き抜くのよ。生きていればチャンスが来るわ」
「チャンスなんか本当に来るの?うぅぅ...」
「死んだりしちゃ駄目よ、瞳。『お姉ちゃん』のお願いだから」
弱々しく笑みを浮かべて瞳を励ます俊恵。
「お兄ちゃん...」
「こんな体にされてはもう『お兄ちゃん』じゃないもの...それでも瞳とは『きょうだい』だからね」
「お兄ちゃん!」
「瞳!」
かつての兄妹が姉妹となって抱き合う。俊恵はすっかり体力が弱ってしまい、別人としか思えないほどの優しく弱々しい抱擁しか出来ない。
「お兄ちゃんじゃないみたい...こんなに弱くなっちゃったのね...」
「瞳、ごめんなさい...ううぅぅ」
「ううん、掌はやっぱりお兄ちゃんだ。それに、今の優しく抱いてくれる『お姉ちゃん』も好きよ。これからは『俊恵お姉ちゃん』と呼ぶわね」
「有り難う、瞳...」

「さて、感動の再会ドラマはここまでだ」隆造が冷たく言い放ち、兄妹、いや姉妹は引き離された。
「瞳...」
「お姉ちゃん...」

【続く】